私は親から虐待されていた。母が機嫌の悪い時はどんな理由で殴られるかわからないので常に顔色を伺っていた。母の機嫌が良くなるようににこにこするようにしていたが、その顔が気に入らないらしく笑うと殴られた。寝ていてもご飯を食べていてもテレビを見ていても何がきっかけで怒られるかはわからない。だからいつもビクビクして嫌われないように怒られないようにして生きてきた。大人になるころには自己肯定感が極端に低い人間になっていた。そんな私でも結婚できた。夫はとても気さくで明るく人当たりの良い人だった。束縛は激しかったが親のせいで自分の必要性がわからなくなっていたわたしにはちょうどよかった。私は夫に嫌われないように常に顔色を伺い夫が何かする前に用意して準備した。過度に尽くしていたが好きだったので辛くはなかった。でもその行為は夫をだめにした。子供を出産するのに入院した時には夫は洗濯もできない着替えの場所もわからない自分で探す気もない人になっていた。子供が産まれてからは夫の世話が遅れると不機嫌になり私にあたるようになった。それでもできることはしたが夫は変わらず段々家に帰る時間が遅くなり帰る日が少なくなり帰って来なくなった。私は夫に依存していたので帰ってきてほしい一緒に暮らしたいとお願いしたが既に浮気していて離婚したいと言われた。離婚した後私は誰かに必要とされたいがためにマッチングアプリで知り合った人と何人かお付き合いをした。そしてなんでもしてあげていたらみんな自分で何もしなくなって結局私を悪者にして捨てていった。愛の形はいろいろあるがしてあげることがいいことばかりではないし多分私の自己満足なんだと思う。みんながみんなそうされることでダメ人間になるわけではないとは思うがそうゆう素質がある人ばかりを好きになっているんだろう。私の承認欲求がどうすれば満たされるか未だにわからないがその不安が無くなれば本当の人との付き合い方ができる気がする。
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